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  • 障害基礎年金と障害厚生年金ってどうちがうの?

    2017.4.27カテゴリー: 障害年金知識, タグ: 障害基礎年金, 障害厚生年金

    老齢年金に「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」があるのと同じように、
    障害年金にも「障害基礎年金」と「障害厚生年金」があります。

    障害基礎年金と障害厚生年金の2つがありますので、当然それぞれ違いがあるのですが、結論からいいますと、「障害厚生年金の方が有利」な制度になっています。

    それでは、なぜ有利と言えるのかを見ていきましょう。

     

    障害基礎年金と障害厚生年金の違い

    違いは大きく2つあります。
    ひとつめは、障害年金を受給できるかを左右する「障害の程度」、
    ふたつめは、受給が決まったあとのこととなる「受給金額」です。

    まとめると以下のようになります。

      障害基礎年金 障害厚生年金
    障害の程度 1級、2級 1級、2級、
    3級、障害手当金
    年金額 1級 2級の額 × 1.25 障害基礎年金の額に加え、
    報酬比例の年金額 × 1.25
    2級 779,300円
    (平成29年4月現在)
    障害基礎年金の額に加え、
    報酬比例の年金額
    3級 報酬比例の年金額(最低保証額あり)
    障害手当金 一時金として、報酬比例の年金額 × 2
    (最低保証額あり)
    配偶者の加算 なし あり
    子の加算 あり あり

    (配偶者および子の加算は2級以上の場合のみで、収入による制限もあります。)

    まず、障害の程度ですが、
    障害基礎年金の場合は1級もしくは2級の状態に該当しないと実際に受給することができません。それに対して障害厚生年金では、それよりも軽い状態である3級、または障害手当金(こちらは少し特殊です)相当であっても受給することができます。
    つまり、同じ障害状態であったとしても、障害厚生年金の請求であれば受給ができ、障害基礎年金の請求となった場合は受給ができない、というケースがあります。

    障害年金の受給金額は、基本となる年金額と配偶者や子の加算によって決まります。
    基本となる年金額については、障害等級によって決まりますが、ポイントは障害厚生年金の1、2級の場合、障害基礎年金の額に「報酬比例の年金額(厚生年金の被保険者であった月数などで決まります)」がまるっと加算される点です。

    また、配偶者の加算があるのも障害厚生年金の場合のみになっています。

     

    みんな障害厚生年金で請求できるのでしょうか?

    障害厚生年金のほうが有利なのであれば、みんな障害厚生年金で請求したいと思うのが当然ですが、障害基礎年金/障害厚生年金のどちらで請求するかは、ルールがあります。

    それは、「初診日」にどの保険制度に加入していたか、ということです。

    ☆初診日に国民年金に加入していた→障害基礎年金での請求となります。
    (初診日が20歳前で年金未加入だった場合も、障害基礎年金での請求となります。)
    ☆初診日に障害厚生年金に加入していた→障害厚生年金での請求となります。

     

    「初診日」はとても重要!

    20歳を超えてからずっと会社勤めをしていて、ずっと厚生年金に加入してるという方はあまりいらっしゃらないと思います。
    20歳以上の学生だったり、転職をする際に間が空くことは普通にあることだと思います。私自身も転職経験がありますが、このようなときは国民年金の被保険者となります。
    また精神疾患に多くみられますが、症状の波が大きい傷病の場合、会社に入って辞めての繰り返しになることも多く、初診日がいつかということにより、受給できるかどうかが大きく変わってきます。

    例えば、障害厚生年金に何十年も加入していても、会社を辞めて国民年金の被保険者となった数日後に交通事故に合い障害状態になってしまった場合は、とても残念ですが障害基礎年金での請求となります。
    逆に、大学を卒業して社会人になってから数年で障害状態になられた方は障害厚生年金で受給することが可能です。
    理不尽なことのようにも思えますが、現状の年金制度の「初診日主義」ではこのようなことが起こってしまいます。
    初診日がいつなのかはっきりとわからないという方も、一度ご相談いただけたらと思います。

    初診日については、別のページにまとめていますので、そちらもあわせて読んでみてください。
    → 「初診日ってなんですか?」


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