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  • 「相当因果関係」ってどんなことなの?

    2017.4.6カテゴリー: 障害年金知識

     

    障害年金制度でいう「相当因果関係」とは、大切な初診日を認定する際に持ち入れられる考え方・判断基準のことを言います。

    では、具体的にこの「相当因果関係」とはどういうことなのでしょうか。

    医学上、Aという前の疾病や負傷がなかったのならば後のBという疾病は起こらなかったであろう、と認められる場合は、「相当因果関係あり」とみて、前と後の疾病は同一疾病として取り扱われることになりこの場合の初診日は「Aの疾病や負傷により初めて医師の診断を受けた日」となります。

    具体的な例は次のようになっています。

    【相当因果関係あり】と取り扱われるもの

    1、糖尿病と糖尿病性網膜症または糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖尿病性動脈閉塞症等は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    2、糸球体腎炎(ネフローゼ含む)、多発性のう胞腎、腎盂腎炎に罹患し、その後慢性腎不全を生じたものは、
    両者の期間が長いものであっても、相当因果関係ありとして取り扱う。
    3、肝炎と肝硬変は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    4、結核の化学療法による副作用として聴力障害を生じた場合は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    5、手術等による輸血により肝炎を併発した場合は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    6、ステロイドの投薬による副作用で大腿骨頭壊死が生じた場合は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    7、事故または脳血管疾患による精神障害がある場合は、相当因果関係ありとして取り扱う。
    8、肺疾患に罹患し手術を行い、その後、呼吸不全を生じたものは、
    肺手術と呼吸不全発生までの期間が長いものであっても、相当因果関係ありとして取り扱う。
    9、転移性悪性新生物は、原発とされるものと組織上一致するか否か、
    転移であることを確認できたものは、相当因果関係ありとして取り扱う。

    それに対して、相当因果関係なしと取り扱われる例もあります。

    【相当因果関係なし】と取り扱われるもの

    1、高血圧と脳内出血または脳梗塞は、相当因果関係なしとして取り扱う。
    2、糖尿病と脳内出血または脳梗塞は、相当因果関係なしとして取り扱う。
    3、近視と黄斑部変性、網膜剥離又は視神経萎縮は、相当因果関係なしとして取り扱う。

     

    「相当因果関係」があるか無いか、ということの判断を誤ってしまうと「初診日」が大きくずれてしまうことになり、その結果、途中で受診状況等証明書や診断書を取り直すことになったり、また結果的に不支給になってしまうこともありますので十分に注意が必要です。


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